Osaka Metro クリエイト オリジナル商品

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ぬいぐるみバスタオル/路線図フェイスタオル

現役運転士がデザインした車両の展開図がプリントされたぬいぐるみバスタオルと、Osaka Metroの路線図が刺繍された路線図フェイスタオル。
どちらも120 年を超える歴史と伝統を誇るタオル産地・大阪泉州地域で作られた、吸水性や肌触りのよい泉州タオルです。

つくり手の思いを紡ぎ、届ける

ぬいぐるみバスタオルと路線図フェイスタオルを製作したのは、袋谷タオル合資会社の袋谷謙治さん。1926年創業の老舗泉州タオルのメーカーとして、泉州地域の製法を活かし、お客様の「こんなタオルを作りたい」の声を形に日々タオルを作っています。また、地場産業の垣根を超えた「農業」と「タオル」作りを結ぶ新たな取り組みも行い、新しい時代への価値を生み出すことで、伝統技術が広く伝わる機会へと繋げています。

今回、「ええもんいっしょに」プロジェクトの取り組みとして、商品開発に至った経緯を伺いました。

袋谷
「Osaka Metroクリエイトと何かコラボできないかと思案している時に、弊社のバスタオルの製造技術と大きなタオルプリントが可能である点を生かせないかと思いました。
Osaka Metro車両の展開図をバスタオルに印刷し、そのタオルを立体化できたら、面白くなるのではないか、と。こうして、タオルとして使い終わった後に展開図を組み立てて、ぬいぐるみにすることで、タオル以外の楽しみ方もできる“二次利用できるバスタオル”を作ることになりました。」

好きなタオルと思い出を“ぬいぐるみ”にアップサイクル

袋谷
「Osaka Metroの地下鉄が大好きなお子さまに楽しんでもらいたい。その一心でバスタオルの製作に取り組みました。長さが120cmのバスタオルは、お昼寝やお風呂の後などの普段使いとして、小さいお子さまがすっぽりかぶることができます。また、電車ごっこなどに活用できるアイテムとしても楽しんでいただけます。」

袋谷
「展開図に沿って布用接着剤や縫製で組み立てることで、タオルのやわらかく肌触りのいい風合いを活かした大きなぬいぐるみに大変身。役目を終えたタオルは、雑巾などになりがちでしたが、今回は別の形でアップサイクルする事ができるのです。親子で一緒にぬいぐるみをつくることで、タオルに“家族の思い出”を残すことができるのではないかと思っています。」

サステナブルなタオルファクトリー

この製造を支えるのは、腕によりをかけてタオルを織り、染め上げる職人たち。
ふくろやタオルでは、天然素材を使用した製造方法が用いられています。

袋谷
「ふくろやタオルでは、自然の恵みからできた野菜やお酒、抹茶など、廃棄される原料や食材を活かした染色をおこない、受け継がれてきた技術と優れた吸水性を兼ね備えた、独自のタオル製造を行なっています。」

路線図フェイスタオルにも、この製造法が使われているのだとか。

袋谷
「路線図フェイスタオルは、ふくろやタオル独自の抽出・染料技法により、大阪府南部泉州地域特産の水なすで染め上げています。
紫色は水なすの皮で、黄色は水なすの中身で染め上げ、野菜が本来持つやさしい色彩や味わい深い色味を表現しました。」

だれでも簡単にタオルをタオル以外で楽しむために
どのようにすればいいか

「ぬいぐるみバスタオル」を実現するために、たくさん試行錯誤を重ねたと語る袋谷さん。タオルに車両展開図のプリントを施す際に、どうしても色数や細かさを表現する為の制限があるため、精密な展開図を調整することに苦心されたそう。また、タオルに印刷した後、本当にぬいぐるみへと組み立てることができるのか、小さなお子さまでも安全に作るためにどうすればいいのか、何度も試作を行ったとのこと。

袋谷
「デザインに起用した電車の展開図は、Osaka Metroの現役運転士さんが手がけておられたこともあり、ディテールや仕上がりを何度もチェックをしていただきました。
また、タオルをぬいぐるみにする工程では「手縫い」と「布用接着剤」のパターンで試作を行いました。「布用接着剤」を使用して作る場合は、針と糸を全く使わないので、小さなお子さまと一緒につくる際の安全面にも配慮できると思います。」

心地よいタオルとして利用してもらうために、タオル生地そのもののクオリティも追及したぬいぐるみバスタオル。柔らかく丈夫な国内紡績した糸を使用し、タオルの片面をガーゼ調の仕様に織り上げたことで、肌触りの良いタオルに仕上がりました。

袋谷
「お風呂の後に体を拭いたり、夏場のお昼寝用のタオルケットとしたり、頭からかぶって電車になりきって電車ごっこをしたり、など、お気に入りのタオルとしてお楽しみください。タオルのやわらかい風合いが素肌に優しい「抱き枕」として、ぬいぐるみを使ってみるのもおすすめです。」

袋谷
「吸水性が良く、乾きやすさが特徴の「泉州タオル」。日常使いで使いやすさを実感していただくだけでなく、タオルとして役目が終わった後にも新たな形で活躍します。お子さまと一緒に“ぬいぐるみ”をつくり思い出を残すだけでなく、“アップサイクルすること”や“ものを大事にすること”を知ってもらいたい。そんなお子様の成長に寄り添い、長く愛用されたら嬉しく思います。」

Project Partner

私たちが作りました。

袋谷タオル合資会社
袋谷 謙治

1969年 大阪府泉佐野市生まれ
小さいころから 絵を描いたりモノづくりが好きで、もったいない症。
コンピューター会社から1995年に袋谷タオルに入社、2019年 袋谷タオルの代表に就任。
泉州タオルのメーカーとして、泉州地域の製法を活かし、お客様の「こんなタオルを作りたい」の声を形に日々タオルを作っています。地場産業の垣根を超えた「農業」と「タオル」作りを結ぶ新たな取り組みも行っています。

Osaka Metro クリエイト 販売スタート! Makuake